静暮の雑記帳です。
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寫眞館ゼラチン×喫茶店バブーシュカ『Quiet』に寄せて


喫茶店バブーシュカの壁一面を整然と埋めつくすモノクロの世界。


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もはや壁自体が巨大な作品ともいえるような作品群です。


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モノクロフィルムでの撮影ににこだわり、独自の制作過程によって世界に一つしかない作品を生み出す寫眞館ゼラチンさん。


今回は特に、ソラリゼーションという手法を取り入れたことにより、風合いによりあたたかみが増しています。いつもの「漆黒」に、ノスタルジックなセピアが余韻として残る感じとでもいいましょうか。


さらに、額装にもこだわりがあります。ガラスという障碍を排除して、額縁からじかにその一枚一枚が顔を覗かせているのです。

繊細な印画紙を、空気にさらすということ。それはゼラチンさんにとっても冒険だと思うのですが、今回そのようなかたちをとったことには理由があるようでした。


作品から少し遠ざかり、あたたかな木の椅子に座って、メニューを眺めます。いつも、その催しにテーマをあわせて楽しく飾られた美味しいケーキやドリンクを選ぶのも、バブーシュカの楽しみのひとつ。どれも美味しくて見た目も素敵なので、いつも迷ってしまいます。

この日はゼラチンスペシャルの「Qフロート」と「黒いチーズケーキ」を注文。


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頬張りながらふと周囲を見渡せば、そこかしこに、さきほど心奪われた世界の中の住人が、あちらこちらで現実の色を持って息づいていることに気づきます。


そう。今回の作品には喫茶店バブーシュカの息吹が、ゼラチンの世界に写し取られているのです。


何度もこの会場で開催されてきた寫眞館ゼラチンの個展。しかしこの『Quiet』には、これまでとは一線を画す想いがそのまま試みとなって具現化されています。


ゼラチンさん曰く

「最近ね〝いつまでもあると思うな〟って思うんですよ」と。

「自分の大好きな場所がなくなると思って見ると、この電球も、この机も、この椅子も、もう会えないんだっていうふうな目線になる。全部生きてるものに感じるんです。」

と。


その言葉を聞いてからもう一度作品に向き合うと、濃淡によって浮き出された魂の、そのちいさなちいさな囁きが直接語りかけてくるようです。


ひときわ目を引く1枚は、ずらりとならんだぬいぐるみや人形たち。この大きな印画紙を現像したときのお話が、とても印象的でした。


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ゼラチンさんは、その場の光を細工することはほとんどありません。この写真も、バブーシュカに差し込む光を活かして撮影されました。ですから撮影時、全ての人形に同じ光が当たることはありませんでした。

しかしゼラチンさんは、フィルムに焼き付けられた全ての人形のその表情をひとつ残さず印画紙の上に描き出すために、部分的に感光時間を変えながら、現像作業をされたそうです。

暗室でのその様子を、ゼラチンが、ジェスチャーを交えて話してくださいました。感光させたい部分を照らしながら、露光させたくない部分を腕で覆い隠す。大きな印画紙に身を乗り出して腕を伸ばすその様子は、まるで不思議な楽器の奏者か、はたまた、幼子を慈しみ護ろうとする母の手のように見えて、とても感動的でした。


そうして現像された作品は、もう二度と同じように作ることはできないのです。

「一点もの」と呼ぶその作品を、ガラスやアクリルで覆うことなく、外気にさらし、湿気やホコリが付着しないとも限らない環境に置くことは、不安ではないのでしょうか。


ゼラチンさんはこう語ります。

「バブーシュカの電球ってね、全部色や明るさが違うんですよ。普通のギャラリーって、作品を見せるために統一されてるでしょ? ここはそうではなくて、いろんな灯りがとても独特な、バブーシュカという空間を作り出してる。その中に作品を置くから、こういう雰囲気になるわけで、今回、寫眞館ゼラチンの個展ではあるけれど、バブーシュカ全体としての作品でありたいというか。その空気感にさらされた作品にも、その記憶を染み込ませられたらいいなあと思うんです。この個展が終わって、それぞれの作品を持ち帰ってくださる方々にも、この場所に飾られていたことも含めての存在として大切にしていただけたら嬉しいなって。」


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2018年、この秋には惜しまれながら閉店することとなる喫茶店バブーシュカ。

この場所をこよなく愛する寫眞館ゼラチンさんの、深い想いが、ここには凝縮されているのです。


かくいう私にも、この『Quiet』には忘がたい思い出がたくさんあります。


この個展のために、音を制作させていただきました。

ゼラチンさんの作品が並ぶバブーシュカを想いながら作った音たちです。あの空間に漂う音が、空気とともに、作品に染み込んでいったのだと思うと、頭を垂れたい気持ちになります。

本当に光栄なご指名でした。


5月19日に開催されたアネモネの演奏会では、小さなコラボもしていただきました。

ゼラチンさんの2016年の回顧展『ROOM』に寄せて制作したサウンドトラックの中から、『象牙の古城』が新たに歌詞世界を得て『荒野の花』として生まれ変わり、バブーシュカで演奏されたのです。

私は残念ながらその場にはいられませんでしたが、黒のドレスコードで演出された演奏会は、想像しただけでもうっとりするようでした。



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アネモネ×mi×バブーシュカ×ゼラチン。

そんな奇跡のコラボは、やはり想いのなせる技だと思います。


音を聞いたバニラ嬢が紡いでくれた歌詞を初めて読んだ時には深い感慨を覚え、個展初日に乙女椿の写真が飾られているのを目撃したときには鳥肌が立ちました。

というのも、バニラ嬢は、乙女椿の作品の存在を知らずに歌詞を書き、ゼラチン嬢は、その歌詞の存在を知らずに作品を制作して展示されていたからです。

どちらも知っていたのは私だけ。

後日談としてそのことを彼女たちに伝えるまで、逸る気持ちに黙っておくのが大変でした。

それから、会期中ずっと店内で流れているサウンドトラックを聞いてくださっていたゼラチンさんと、バブーシュカの名シェフ金田アツ子女史が、演奏会で歌詞付きの曲を初めて耳にして

「この曲知ってるのに知らない! あれ? 知ってるはずなのに歌えない!なんで?」

という不思議な体験をなさったと聞きました。

はからずも、そんな効果を生んでいたとは。

私もその体験、してみたかったなーと、羨ましく拝聴したお話でした。


ゼラチンさんと二人でいる時に偶然来店されたイタリアからのお客様のことも忘れられません。

「ここは魔法のような場所です」とおっしゃっていたその方は、ミラノの建築家さん。男女お二人の素敵な来訪者は、私たちに奇跡のような時間をくださいました。ゼラチンさんの来館者ノートにメッセージが残されていますので、是非是非ページをめくってみてください。


そして、フィルム撮影会にも立ち会わせていただきました。

ゼラチンさんの作品を愛するみなさまがそれぞれに思い描くゼラチン世界の中に刻まれる瞬間。

ご自分でコーディネートされる方、おまかせしますとおっしゃる方、それぞれでしたが、みなさま共通していたのは、ゼラチン世界の住人になることを、心から楽しまれていることでした。

バブーシュカの壁の前に立たれるおひとりおひとりの佇まいや表情、顔の角度や手の仕草などを的確にディレクションしていくゼラチンさん。服飾を手がけられるmiさんが、ちょっとしたスパイスを加えることで、あれよあれよという間にモデルさんをゼラチン世界の住人に仕立てあげてゆかれる様は、それはそれはもう、魔法使いのお仕事と呼ぶにふさわしいものでした。

シャッターを切るゼラチンさんとの、その三つ巴のコンビネーションが抜群で、まるで小さな空間で繰り広げられるお芝居を見ているかのような、そんなときめきがありました。

今ごろは、仕上がった作品がそれぞれの元に届いていることでしょう。

ファインダー越しに寫眞館ゼラチンさんが見る世界はゼラチンさんにしか作れない。

あの場にいた誰もが想像した世界を、さらに超える感動であろうなあと、思い描く私です。


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そんな『Quiet』も、残すところあとわずかとなりました。


いま、ここにしかない。

二度と会えない。



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だから、会えるうちに。

その場所を、ぎゅっと抱きしめに。


私も、最終日にもう一度足を運びたいと思っています。



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# by ichigoshigure | 2018-05-25 22:43

GALLERY HANA『monochrome』展

下北沢 Gallery HANA で18日まで開催されている『monochrome』展へお邪魔してきました。
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こちらの会場では、私が冩眞館ゼラチンさんのために制作した音楽集を流してくださっています。グループ展では音楽のセレクトが難しいため基本は無音なのだそうですが、ゼラチンさんがオーナーさんに聴いていただいたところ、他の方の作品にも通じるものを感じてくださり、BGMとしてご採用くださったのだそうです。

ひとつひとつの作品の前に立てば、繊細なモノクロームの向こうに広がる豊かな物語が見えてきます。
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そんな素敵な作品展に、見えない作品のひとつとして私の音が参加させていただいている光栄に、心より感謝いたします。
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#GalleryHANA #下北沢 #こまつたかし #こんの純一 #冩眞館ゼラチン #瀧川虚至 #長野順子 #saj:aqua


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# by ichigoshigure | 2018-03-12 10:21

『エースをねらえ!』を読んだ、という話。

断捨離をしようと思い、積ん読状態だった全10巻に手をつけた。
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子どもの頃から、テレビアニメで何度も何度も見ては憧れた物語。でも、原作に描かれていたのは、あれだけ好きだったアニメよりもまだ深い、哲学、美学、心身を磨く、教育書と言ってもあまりある素晴らしいドラマだった。
宗像仁というひとりの人間をとおして磨かれていく岡ひろみという小さな種子。雨風に耐えうる素直さだけを頼りにすくすくと伸びていく枝葉。そのスピードにおののく周囲の先駆者たちの苦悩、そして、敗れ去る彼女たちの残す言葉とその後のふるまいのなんと気高いことか。
宗像コーチに忍び寄る死の影は、10巻中6巻までは微塵もない。とにかく強く、厳しく、その裏に温かさを秘めた人物として描かれ続ける。くたくたになりながらも成長をつづける岡ひろみの健康的な精神とはうらはらに、その人に選ばれなかったお蝶夫人の言動が胸に突き刺さる。子どもの時に見たアニメで、ひろみではなくお蝶夫人に惹かれたその理由が、この原作を読んで更に深まった。
そして、アニメでは気づかなかったひろみの成長。後輩を得たとき、彼女の意識はみるみる変わっていく。そして宗像コーチの真の愛情に気づく。
ちょうど私の甥っ子が一浪の末の大学受験に難航し、敗戦し続けている時期だったこともあり、ひろみが後輩の敗北を目の当たりにした時の言葉が刺さった。
「一番辛いのは負けること。その辛さの前では特訓の苦しさなんか問題じゃない。本当に彼女のためを思うなら、負けて涙を流させるより、練習の段階で辛い思いをさせるべきなんだ」「厳しい先輩でけっこう!負けないようにしてやることが、負けない選手にきたえてやることが、精一杯の思いやりなんだ!」
これは、親心そのものではないか。
さて、中盤まできて、私は、はて、何故この素晴らしい原作を読もうと思ったんだっけな…と、この本を買ったきっかけを思い出した。
そうだ。私は、宗像コーチの死を岡ひろみがどう乗り越えたのかを知りたかったんだ。
アニメでは、宗像コーチの死をクライマックスとして描かれていたけれど、あれだけ大きな存在を失った岡ひろみが、その後立ち直ることができなければ、あの話には救いがないんじゃないかと。そして、私はその救いを、その時あらゆる方面に対して求めていたんだったと、そんなことを思い出した。
そして、その6巻を境に、その目的に対する答えが滝のように押し寄せてきた。
付箋がつぎつぎと立ち始める。
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宗像コーチの死と入れ替わるように登場する桂大悟という人物。その人生の語る言葉、行動すべてが、救済に向かっていく。彼が僧侶の道を歩んできたということも、その言葉に説得力を与えるが、そもそも仏門に入るきっかけを作ったのが宗像仁であるということも、のちに明かされていく。
宗像仁というひとつの魂が、岡ひろみという器を得て、そのひろみが、更に宗像仁にうり二つの神谷裕介にコーチから教わったことを移していく。
これは輪廻転生の物語だと思った。素晴らしいのは、根幹となる彼らのみならず、周囲の人間が、自分たちの与えられた役割を、自分なりの哲学で肯定し、そのことに感謝していることだ。
この漫画を買い求めた時とは、また別の問題が、私にはのしかかってきている。
それは、私には何を残せるかということだ。
私にこの本を買い求めさせた母は、亡くなる直前私に「人の役に立つ人になって」と言った。
その母の死の直後に、ある大先輩が「これからはあなたがお母さんから教わったことを教えていく番だよ」と言ってくださったときの衝撃は忘れられない。
 
この作品の中には、厳しく辛い道のりを経て乗り越えるかたちでそれが描かれていた。そしてその中に、何度も何度も美しさを、気高さを見た。
姿勢。
たぶんそれだ。
これから生きていく姿勢を教えてくれている。
そして、この作品を読んだことがこの文章を私に書かせたことは、きっとなにかの意味がある。
 
自分を愛してくれたひとを、大きすぎる存在を失ったひとに、手にとって欲しい。そして、言葉はなくとも、伝わってほしい。

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そしてまた、断捨離に失敗する私…とほほ。
 

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# by ichigoshigure | 2018-03-10 12:30

冩眞館ゼラチン アトリエ個展『lani』

光が強ければ強いほど、影は濃くなります。
今回のゼラチンさんの作品は、ハワイという色彩豊かな地での撮影。
だからこそ、その影の深さには並々ならぬものがありました。

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展示の前に見せていただいた作品の写真からは、生命の力強さというか、古代から脈々と生き続けるかたちなきものの神秘というか、そんな圧倒的なものを感じました。

吹き荒れる風のイメージ、そして木の根や葉脈を流れる、血のような水の音が、轟々と聴こえてきたのです。

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そして個展初日。
あの空間ではじめて向き合う作品たちは、この世のどこにもない時間へと誘うようでした。
コントラストが強いからか、それぞれの輪郭が力強いのですよね。だから、まるで絵画のように見えるんです。
いずれも、通常イメージされるハワイとは一味違う、「ハワイが語りかけてくる記憶」といった印象を強く感じました。

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ゼラチンさんは、作品にタイトルをつけることがありません。見る人の心の中それぞれに芽生えた言葉を大切にさせてくれます。
だからこそ、その空間で交わされる会話は、なにに縛られることもなく自由。

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今回も会期中のランダムな3日を選んでアトリエにお邪魔しましたが、個性豊かな感想と、それぞれにどんな作品に惹かれるのかというところが面白く、同じ場所に居ながらにして様々な心模様を味わわせていただきました。

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ゼラチンさんは、モノクロフィルムでの撮影および現像、額縁のセレクトからアレンジまで、すべてひとりで手がけていらっしゃいます。
だからこそ生まれる奇跡のような作品も、今回の展示には並べられていました。

↓こちらのお写真。

上に二枚並んでいるヤシの木とダイヤモンドヘッドの山陵が、フィルム上で偶然にも繋がっているように見えたのだそうです。

下の額縁は、実は朝の月。
眩い光が真っ黒に写り幻想的に見えますが、これは写真だからこそ。実際は、力強いハワイの陽射しが照りつけていたのだそうです。
もう、イリュージョンとしか思えない変換ぶりですよね。

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ゼラチンさんのアトリエ展示では、ご自身が常駐なさっていますので、お話してみると、このようにさまざまなエピソードをぽろりぽろりと聞かせていただけるのも、醍醐味のひとつです。
今回は、恒例のモノクロチェキ撮影もしていただけました。

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そして今回も、音で参加させていただいたワタクシ。
まずは作品に目を奪われ、足を止め、そして、ワンテンポあとから会場に流れる音に気付いて下さる方がいらしてくださったのが、とても嬉しかったです。
違和感なく受け入れていただいていたと知り、光栄な限りです。

今回の個展の直前に、ゼラチン女史と、とある古都に音を求めて小旅行いたしました。
その時に、ゼラチンさんがどんな音に惹かれるのかということを知ることができたのも、大きな収穫でした。
作品の生みの親である方の脳裏に流れているであろう音、それを今回さぐるつもりで音を探しているうちに、身近なものが、「カラン」という涼しげな音を立てまして。それが今回の決め手となりました。

ワインボトルです。

二本の空瓶がぶつかり合うその音が、ハワイの上空高く鳴り響く鐘の音色になりました。
今回のハワイ撮影のきっかけが、私たちにゆかりある方の結婚式であったことも、どこか念頭にあったのかもしれません。
そして波の音。こちらはいくつかのサンプルの中から、貝殻が転がる砂浜を想起できるものを選びました。
ゼラチン的ハワイアンを、というリクエストでありましたので、ウクレレのポロロンという音も加えさせていただきました。
ウクレレという楽器は、素晴らしいのですよ。
4本の弦を開放弦で鳴らすだけで、ハワイの音になるんです。なので、今回は波打ち際に打ち寄せられて、風に鳴らされるウクレレの音をイメージし、最初のウクレレはすべて開放弦で。
最後に再び現れる音は、それを拾い上げた子供たちが、自然の奏でた音を真似て弾いてみた…という想像を巡らせながら作りました。

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これが、今回『lani』の音を奏でてくれた楽器たちです。

会場であるアトリエの入り口には、ゼラチンさんのお母様である「ちーまま」さんの和小物も並び、まるで縁日のようにワクワクしました。

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もちろん、ゼラチンさんの写真をモチーフにしたグッズも充実。
好きな作品が多すぎて、選びきれないという、幸せな苦悩がたくさん見られました。

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中でも目を引いたのは、このパトローネ キーホルダー。
こちらは、フィルム写真にこだわるゼラチンさんならではの発想で、ふつうであれば廃棄されてしまうフィルムの殻を再利用した、地球にも優しいグッズです。
お財布にも優しいので、私もお気に入りのデザインを二つほど購入させていただきました♪

こちらは会場限定でしたが、通販では、作品集、トートバッグ、スカーフ、そしてわたくしSaj:aquaが手がけさせていただきましたCD−R『lani』のお取り扱いがございます。


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詳しくはこちら
↓↓↓

ぜひご活用くださいませ。

会期中にお会いできたみなさまさ、おひとりおひとりのお顔が浮かびます。お会いすることは叶いませんでしたが、会場で私のことをお話くださったお客様もいらしたと伺って、とても嬉しく思い出した方もいらっしゃいました。ありがとうございます。

またゼラチンさんの作品のもと、みなさまとお会い出来る日を楽しみにしております。



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# by ichigoshigure | 2017-09-28 17:26

silent music 『いのりて』

5月2日 silent music さんにお邪魔して参りました。

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『いのりて』と題された、日香里さんの作品の展覧会。

私がお邪魔した時間は、ちょうどワークショップをされているお時間で、知らずにのこのこと訪れてしまった私を、マリア様のような恵子さん(silent musicのオーナーさま)と、あたたかな陽だまりのような日香里さんが、優しく迎え入れてくださいました。

日香里さんの繊細な作品は、展示会のタイトルのとおり「て」をテーマに、たくさんの手が描かれておりました。
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エッチングにも似た細やかな線で、緻密に描かれた銀筆画は、ひとつひとつ違う貴婦人の指先でした。
ずんぐりとした手しか持ち合わせないワタクシにとっては、憧れです。
こんな美しい手を持つのは、どんな女性なんだろうと、うっとりしておりましたら、それぞれその袖口が、まるで天球のように広がっていることに気づきました。
その天球に映し出された宇宙。
それこそが、「祈り」なのだと気づいた時、身体に電気が走りました。

深く、静かな、祈り。

Piikaさんのアンティークたちも、まるでもとからsilent musicさんに存在したかのように溶け込んで、祈りの一部になっていました。

描かれる時の、小さな「カリカリ」という音までも、あの聖なる空間で心地よく胸に響くような、清々しい作品展。

日香里さん、恵子さん、素敵な時間をありがとうございました。


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# by ichigoshigure | 2017-05-07 10:02

はじめまして、Saj:aquaです。

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ようこそお越しくださいました。
いま、こちらのブログをご覧頂いているということは、冩眞館ゼラチンさんの展示『ROOM』にて↑の、謎のフライヤーにご興味をお持ちくださったということですね?

ありがとうございます。

わたくしは、Saj:aquaと申すものです。
このたびの『ROOM』にてゼラチンさんのアトリエに流れる音楽を担当させていただきました。

今回の写真集にも音源が収録されております。
ゼラチン世界にお好きな時に迷い込めるアイテムのひとつとして、お楽しみいただけたら幸いです。

そんな音たちに、もしもご興味をお持ち頂けましたならば、是非是非こちらも覗いて見てください。

私が 静暮 という名前で参加させていただいているバンドやユニットの情報です。
どうぞよろしくお願いします。

アネモネ:

(活動履歴、写真などがご覧いただけます。一部文字化けして見える機種があるかもしれませんが、活動を終えて久しいバンドですので、平にご容赦ください。)

それではまた、ゼラチンさんの個展にて、お目にかかりましょう。

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# by ichigoshigure | 2017-03-18 10:41

児玉桃 ピアノコンサート at ガトーフェスタハラダ エスポワールホール

昨日は、久々に会う弟と共に、高崎発祥の銘菓『グーテ ド ロア』のガトーフェスタハラダ本社1階 エスポワールホールにて、児玉桃さんのコンサートにお邪魔して参りました。

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本社のロビーが会場で、客席の背後はガラス張りだったのですが、音がとても綺麗に聴こえるのです。
弟によると、壁の大理石が程よいリバーブ効果を作り出すんだね、とのこと。
こちらのホールでは定期的に音楽家を招いて演奏会をされているようで、お招きするアーティストの方々の作品への配慮が、独自の美観を尊重しながらきちんとなされていることに、まず感動。
更には2階に美術館もあり、その芸術への想いの深さがひしひしと感じられました。
こちらのラスクにも、そのこだわりが確かに感じられますよね。

演奏会のプログラムは、そんな空間にとても似合う、ドラマティックな構成。
児玉桃さんのお喋りによる曲紹介がとてもわかりやすく、作品にするりと入り込むことができました。
まずは第一部。
桃さんご自身がご指名されたというバイオリニストの竹澤恭子さんとともに、くっきりとした輪郭を持つピアノの旋律と、哀愁に満ちたバイオリンの音が印象的なプーランク。曲解説で予告された衝撃的なラストに向かって、ぐいぐい引き込まれました。
普通のホールと違い、客席は暗くならないんですが、そんなことも気にならないくらい集中させてくれる演奏でした。
ピアノソロでは緻密で繊細なドビュッシーの練習曲。これが練習曲だなんて、ピアノの世界はなんとそれそのものが美しいのだろうと、思わずにはいられないほど。私も、もっと真面目にピアノと向き合っておくべきでした。嗚呼。
そして、第二部では、そんな想いにさらに追い打ちがかかります。
まずはピアノソロ。私も弾いたことのある、ショパン。家族と一緒に暮らしていた頃に、大好きでよく弾いていた曲でした。父には「いつもお前は同じ曲ばっかり弾いてるなあ、たまには他の曲も弾いたらどうだ」とからかわれるくらい、そればっかり弾いていた一連のワルツです。
いやしかし・・・
桃さんが弾くと、まるで別もの。
聴きながら、自分の指が弾いているような心地よさを感じながら、脳裏にこびりついている自分の音のぞんざいさに恥じ入るばかり。
曲が終わり、
「今の曲・・・」
と言いかけましたら、弟に
「知ってる。よく弾いてたよね」
と、先を越されました。
_| ̄|○
ぐはぁ!
そこは覚えていてくれなくてよかったのに!!!www
もう、姉、赤面です。
穴があったら入りたい。
「桃ちゃんが弾くとこうなるんだね」
と言う私に
「差がわかるね」
と、容赦ない弟ぎみでありました。
いや、ほんと。比べるべくもないのは重々承知の上ながら、はからずも桃さんが如何に素晴らしいかを、身を以て体験してしまった数分間でした。

プログラムの最後は、夭折の天才ルクー。私は寡聞にして存じ上げなかったのですが、私の好きな…というか、バロックを好むロックやクラシカルなPOPSにも使われるような、それに近い和音の響きやフレーズがそこかしこに散りばめられていて、若さと情熱が求めるエモーションというものは、人間である限り古今東西かわらないのだなということを、実感したのでありました。

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桃さんのピアノは、本当に軽やかで、色彩豊かで、時に鮮やかに、時に滲んで、さらには重厚で…と、豊かな世界を見せてくれます。
竹澤さんのバイオリンは、この日演奏されていた楽器の性質もあるのかもしれませんが(特別な楽器であるらしく、お名前を紹介されていました。失念してしまったのが残念です)突き抜けるような高音というよりは、むしろビオラに近いような、趣深い響きでピアノの音と調和し、秘めた情熱、というドラマを存分に感じさせてくださいました。

たっぷり二時間。こんな贅沢な時間が、2000円でお土産付き!しかも、入場料はすべて市に寄付されるとのこと。素晴らしいですね。

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そうそう、演奏会の本編終了後、ガトーフェスタハラダの社長さまから、花束の贈呈がありました。この日のプログラムタイトルが「児玉桃ピアノコンサート」だったので、花束は桃さんの分だけだったのですが、その花束を受け取った桃さんが、なにやら花束の中に手を入れてもぞもぞ。
見ているこちらは、何か入っているのかな? メッセージカード? などと思って見ていたら、なんと。
ピンクの薔薇を一本抜き出しまして、お隣にいらっしゃる竹澤さんにプレゼント。
心温まる光景でありました。
その後、お二人でアンコールにバルトークのルーマニア民謡舞曲を演奏。その時に、竹澤さんがピアノの上に置かれた一輪のピンクの薔薇が、とても清らかに輝いていたのが素敵でした。

演奏会が終わる頃には、ガラス窓の向こうにクリスマスさながらのイルミネーションがきらめいて、とてもラグジュアリーな気分で会場を後にすることができました。

で、その後は桃さんを囲んで、ささやかな食事会。高崎は夜が早いので;^_^A いつもの居酒屋さんになってしまいましたが、そんな場所でもエレガントに、そしてにこやかにお刺身やあさりの酒蒸しを我らとともに楽しんでくださる桃さん。もうほんと、児玉家のみなさまは、人柄から素晴らしいのです。
そんな世界的な大ピアニスト嬢のいろんな表情に、こころからの敬意と親愛を新たにした、夜でありました。


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# by ichigoshigure | 2017-03-13 13:07

sound GELATIN『ROOM』発売のお知らせ

敬愛する芸術家であり、20年来の友人でもある冩眞館ゼラチンさんのアトリエ完成を記念して、音と冩眞の作品集を発表させていただく運びとなりました。

Saj:aquaという別名義で、はじめてゼラチンさんの作品世界から聴こえてくる音を私が音楽として形にしたのが2003年。
それからコツコツとコラボしてきた13曲と、新たに書き下ろした5曲を加えた18曲が、今回の作品集に収録されます。
今回は、さらにゼラチンさんがその音楽から受けるイメージで冩眞を撮り下ろすという、そんな対話のようなコラボとなっています。
私も初めて触れる作品ばかりですが、兆しだけでも震えるほどです。

美しく幽玄なゼラチン世界に眠れる音。
貴方の御手に解き放たれて、深く遠く、響き渡りますように。


sound GELATIN『ROOM』発売 | 寫眞館ゼラチンのブログ

作品index
『sound filter』2003年
『隣の奇術師』2004年
『羽』2005年
『涙』2005年
『HAKOIRI MUSUME』2006年
『ROOM』2017年

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sound GELATIN『ROOM』
2017年3月10日(金)発売
sound track 18曲 + A5版 photocard 8枚付
¥3800(税込)

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【sound GELATIN“ROOM”発売記念展示】
2017年3月10日(金)~3月12日(日)
2017年3月17日(金)~3月21日(月祝)
場所:atelier GELATIN
時間:13:00〜20:00

☆通信販売は2017年3月13日(月)より開始予定
※ご購入詳細は追ってお知らせいたします


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# by ichigoshigure | 2017-02-04 10:24

祝 atelier GELATIN 開館

冩眞館ゼラチンさんのアトリエ、atelier GELATIN が、この度オープンいたしました!

その名のとおり、まさにアトリエ!まさにゼラチン。
そして、その空間で初めて開催されている回顧展のタイトルは、ROOM。

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これまでに発表、展示されてきたお写真がずらり。
その作品のモデルになった被写体さんたちも、いろんなところにかくれんぼしています。

建物の風合いも、あしらわれている装飾も、すべてがゼラチンさんの時の流れのなかで自然に呼吸している感じ。

そう、お部屋がそのままゼラチンさんの世界なのです。
とても居心地がよく、ついつい長居してしまいそうですが、こちらは常設の冩眞美術館というわけではなく、今回のような公開展示のイベント以外は基本的には主に創作活動の拠点としてのアトリエとのこと。
そして、今回の回顧展は、残念ながら本日12月30日をもって終了してしまいます。

20時までですので、スカイツリーのお近くにいらっしゃる方は、是非是非足を運んでみてください!

お近くにいらっしゃらない方は…残念m(__)m

ですが、がっかりするのはまだ早い♪
来年の初旬には、早速おもしろいことを考えていらっしゃるようですよ?

詳細が決まりましたら、こちらでもまたご案内いたしますね。

その前にまずはこちらを覗いてみてくださいませ。






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# by ichigoshigure | 2016-12-30 16:07

アネモネ13周年記念回顧展『十三詣り』

まずは、ご来場いただいたすべてのお客様に心から感謝申し上げます。
そして、アネモネ13年の歴史に様々な彩りの花を添えてくださった、この企画の主役である作品群と、その作家様たちに、感謝と拍手を。

「卒業」というかたちで私がアネモネの活動から退いたのは2005年のことでした。
それからの11年間、年に何度かライブに参加させていただくというありがたい立場をとらせていただきましたが、その間もアネモネは私の知らない方向にもぐんぐんとその根を伸ばし、たくさんの出会いの中で得た素晴らしいものを吸収して、次々と新しい花を咲かせていきました。

不定期参加のワタクシは、労せずしてそのご縁の恩恵にあずかってきたわけで、これは本当にありがたすぎることなのであります。

今回の展示物は、作家さまご本人から直接ご搬入いただいたものもありますが、ほとんどがバニラ所有のものたちです。展示会の前に一度、準備のためにずらりとそれらを目の前にする機会がありましたが、その保存のよさにまず驚きました。
そして、そこに彼女が大切にしてきたものも見えたような気がしました。

実は、この展示の直前に、霧とリボンさんで開催された『スクリプトリウムII』という展示がありました。それは、タイポグラフィとカリグラフィ、版画、刺繍で音楽の言葉(詩と楽譜)を表現する美術展というもので、アネモネからも『銀の針』『End of The World』『夢十夜』の3曲を題材として提出させていただきました。
開催前に、霧とリボンの主宰であるミストレス•ノール女史とバニラの打ち合わせに同席させていただく機会があったのですが、そのお話に感銘をうけたことが、今回私をこれだけバブーシュカに通わせた一番の要因だった気がします。

ノール女史は、『銀の針』の歌詞にインスピレーションを与えた刺繍の作家さんでもあります。
刺繍を見て詩を書かずにいられなかったバニラと、その刺繍の誕生秘話を語ってくださるノールさん。このお二人の間に流れる魂の循環は、結果『スクリプトリウムII』の展示で、更に強く深いものとなって私たちの目の前に現れました。
そしてその作品を、今回のアネモネ展にもご出展くださいました。

また、素晴らしい切り絵をご提供いただいた浜夏さまの作品受け渡しに立ち会わせていただき伺った制作秘話もあり、幸いにもそのかたわらで作品の背景を垣間みることができた者としては、アネモネ展を訪れる方々に、少しでもこの心震えるエピソードをお伝えしなくては、と、そんな気持ちが強くありました。

残念ながら設営と初日には私は立ち合うことができなかったのですが、開催2日めに会場のバブーシュカを訪れて、これは通うことにしてよかったなと。本当にそう思いました。

久しぶりに逢う作品たち。
これだけのものを、振り返ろうにも…。
なかなか自分たちのことって、目の前のことに忙しくてじっくり向き合う機会はありませんから。

個々の作品と私もじっくり向き合ってみて、ここに飾られたひとつひとつの誕生の背景に、たがわず魂の交流があったことを、深く感じとることができました。

また、最近ではなかなかお会いする機会のない、古くからお世話になった方々との久方ぶりの再会も、この作品展はもたらしてくれました。
お顔を拝見できる嬉しさ。
残念ながら会場にはいらっしゃれなかった作家さまたちも、その作品の中から、会場を見つめてくださっている気がしたものです。

個々の作品や、作家さまとの交流は、アネモネ展の会期中にこまめに更新されていたバニラ嬢のブログに詳しいので、是非そちらをご覧いただければと思います。
こちらも、バニラ嬢らしく、コツコツと丁寧に積み重ねられた記録となっています。

http://blog.livedoor.jp/banila/

そんなふうに、今回の展示のおかげで、私自身も、私がその場にいられなかったアネモネとの時間も共有できたような気がしています。

新旧に関わらず、大切に保管され、こうして展示されている作品群を見て、私はまた、自分の作った曲のことも考えていました。
バニラ嬢の詩から生まれたものという意味では、私の作ったメロディーも、やすくん作品とともに、会場を満たす音として「陳列」されておりましたので。
考えてみたら、私がステージに立たない時も、私が初めてお会いするようなミュージシャンの方々とその楽曲を育ててくれていたわけで。その場にいないバニラ嬢とやすくんの、音源の声を聞きながら、歌い続けてくれてありがとうと、心から思っていました。

だから、6月5日のライブの日には、いつも以上に、ふたりの生の声に耳を澄ましました。
ライブハウスではない空間だからこそ、直接響きが伝わるあの場所で、音源よりも深い声で、広がりのある響きで、三人の声があの空間に共鳴した瞬間が何度かありまして、その瞬間、歌っている私も、とてもとても幸せでした。

ま、数々の失敗はありましたけれども…。
それにつきましては、深く反省し、次回への糧とさせていただく所存です。

連日、「ただいま!」という気持ちで毎回扉を開け、まるで自分の家のように過ごさせていただいたバブーシュカさまのご好意がなければ、今回の展示は実現しなかったと聞いております。バブーシュカさんの美味しいケーキやごはんをいただくために、毎日腹筋100回がんばりました。怖くて体重計には乗れませんけれども、今のところ苦情は来ていません。
そんな食べても食べても太らない?美味しいお食事を提供してくださったのは、今回展示されていた『風の娘』という作品を描かれた、金田アツ子先生です。
乙女であれば誰しもが心を奪われずにはいられない、素晴らしい作品の数々は、バブーシュカの常設展示でもおなじみの世界。今回は、その世界を見つめるあたたかなまなざしで、アネモネ展を訪れるお客様たちにおもてなしをしてくださいました。
そして、ライブを季節外れのアネモネの花畑にしてくださったかわい金魚さまのお花たちの、あたたかく美しいこと。金魚さまには、企画自体にも深く関わっていただいていると伺っています。水面下でも見事なサポートをしてくださって、この方に足を向けては眠れません。
本日から同じバブーシュカにて展示開催中の『青の羊』さまにも、設営から和やかな空気とともに大変お世話になりました。
そしてそして。バブーシュカのマダム、つるちよさま。深い懐で私たちアネモネを包み、愛し、心から楽しんでくださったこと、心から感謝申し上げます。

最終日には、閉店時間までいらっしゃってくださったお客様とともに、クロージングのささやかなセレモニー的なこともすることができました。
その際、バニラ嬢から、今回の13周年企画を一番最初に提案されたのが冩眞館ゼラチンさんであったことが公表されました。
ゼラチンさんには、結成当初から本当にたくさんのお冩眞やヘアメイクでお世話になり、アネモネとは切っても切れない存在です。
今回のライブでも、私のヘアアレンジにひと手間もふた手間も加えてくださり、金魚さんのアネモネで私を飾り立ててくれたのは、ゼラチンさんでした。
気づけば彼女の作品は、会場の一番高い場所で、静かにずっと、じっと、この催しを見つめ続けていてくれたのだなあと、感謝と感激を新たにしているところです。

最後の最後には、なかなか会場に現れることのなかったやすくんが、なんと動画で登場。
Happy Birthdayの歌を歌い始めたではないですか。
それを機に、ライブの日に続く、バニラさんバースデーイブのお祝いへと突入いたしました。

猫づくしのバースデーケーキを手に、幸せそうなバニラ嬢が、いろんなところでご覧いただけると思います(笑)

そして、一夜明けた本日。
いよいよ本当のお誕生日です。

13周年が終わって、アネモネも新しい一歩を…というタイミングでのこのめでたき日。
こんな巡り合わせも、これまで積み上げてきたものがもたらしたものなのでしょうね。
おめでとうございます。
新しく訪れるご縁はどんな道を照らしてくれることでしょう。
これからも、ますます輝いてね。

バニラさん、お誕生日おめでとう♪



2016年5月29日(日)から、6月11日まで開催された【アネモネ十三周年記念回顧展『十三詣り』】、本当に本当に、ありがとうございました。
すべての方のお名前を挙げることはできませんでしたが、おひとりおひとりにお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。

そして、これからもアネモネを、どうぞよろしくお願い申し上げます!
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# by ichigoshigure | 2016-06-12 15:22